■年収130万円の壁で「人手不足」に拍車
社会保険料の支払いが発生する「年収130万円の壁」。
パート従業員の多くが、家族の扶養内で働いているため、時給が上がると、その分、働く時間を減らして「年収130万円以内」におさめなければならず、「人手不足」に拍車がかかるのではと懸念されています。
2024年から「マルコストアー」で働き始めた高橋さん(30代)です。
5歳と3歳の子どもを育てながら、夫の扶養内でパートとして働いています。
最低賃金のアップは「うれしい」と受け止めるものの、扶養内で働く「130万円の壁」に阻まれ、自身の収入アップにはつながらないとみています。
マルコストアーパート従業員 高橋さん
「いま子どもが小さいので、家事と育児とのバランスが取りやすい、そういった面でパートで(夫の)扶養内で働いている」
物価高で食費などが上がる中、「もう少し働きたい」気持ちもありますが…
マルコストアーパート従業員 高橋さん
「(物価高の)このご時世は働いた方がいいのかなと(思って)。リミット(年収の壁)は、無くなったほうがいいんじゃないかなって他のパートさんと話していても思う」