返金を受けた後 アカウントを削除し、別の氏名や電話番号で登録
(松田亘哲記者 名古屋・中川警察署 午前8時半ごろ)
「フードデリバリーサービスで『無銭飲食』を繰り返していた男の身柄が、検察庁に送られます」
名古屋市瑞穂区の無職、東本拓也容疑者38歳。警察によりますと東本容疑者は、「出前館」にウソの氏名や住所で登録し、料理を注文。指定の場所に「置き配」して受け取ったにもかかわらず、「商品が届かない」などとウソを言って返金させた詐欺などの疑いがもたれています。
東本容疑者が1日に注文した料理がこちら。
・うな重うなぎ2倍(1990円)
・チキンステーキ4個(4360円)
・チーズインハンバーグ2個(1780円)
・アイスクリームが12個(8160円)
総額は1万6290円です。


東本容疑者は返金を受けた後アカウントを削除し、別の氏名や電話番号で登録しなおす手口で、同様の犯行を繰り返したとみられますが、驚くのはその金額。
先月までの2年半の間に1095回の注文と返金手続きを繰り返し、総額374万円の支払いを免れたとみられています。
警察の取り調べに対し東本容疑者は「味を占めて、何度もやってしまいました」と話し、容疑を認めているということです。

