ラジコン飛行機の操縦技術日本一を決める大会が2日から高知県土佐市で始まりました。1機数百万円の機体を操って披露される技の数々はまさに「圧巻」です。

2日から仁淀川河口の河川敷で開催されているのはラジコン飛行機の日本選手権です。日本模型航空連盟が60年以上前から開催していて大会上位に入れば世界選手権への道が開けます。高知での開催は2年連続で全国7地区の予選を勝ち抜いた30人と、2024年度上位に入賞した8人の合わせて38人が出場しています。

会場には2017年の世界選手権で優勝し、日本選手権21連覇を目指す音田哲男(おんだ・てつお)選手の姿も。

(日本選手権21連覇を目指す 音田哲男 選手)
「コンディションはおとといに高知に入っているので気候も慣れてばっちりです。今年8月、世界選手権がアメリカであったんですけれど、その時に使った機体で、その時は3位になりました」

競技で使われるラジコン飛行機は機体ごとにデザインなどが異なり選手のこだわりが見られるのもポイントで、なんと1機で100万円から300万円するということです。

青空が広がり絶好のフライト日和のもとで始まった予選ラウンド。ラジコン飛行機の競技には様々な部門がありますが、今回は指定されたエリア内で17の技を披露し、審査員が操縦技術の正確性と飛行の美しさを評価します。

(ラジコン飛行機歴30年以上)
「1発目は悔いが残りましたけれど、あと2回、あした・あさって飛ばせますから、できるだけ悔いが残らないように飛ばしたい」

(日本模型航空連盟 奥村哲治 競技委員長)
「まっすぐに飛ばすことも難しい。宙返り、横転、正確にするのがかなりデリケートな操作を要する演技になる。そういう繊細な飛行の妙技を見てもらいたい」

この大会は仁淀川河口の河川敷で予選ラウンドが4日まで、最終日の5日に決勝戦が行われます。