毎年、主役がいないまま迎える誕生日に早紀江さんはもどかしさを感じています。

2002年の誕生会

「ケーキとか形で表すようなことはいくらやったって(気は)休まらないですね。こっちは食べられないのにあげてもね…。気持ちはあるかもしれないけど、そんなものじゃないので」
「もっと早く助けてって言っているんですから、そこを強調したかたちで動いていくことが、私たちがやることだと思っています」

2009年の誕生会

4日には自由民主党の総裁選が行われますが、拉致問題解決に向けた期待を早紀江さんは感じることができません。

「拉致問題を口にする方も2・3人はいらっしゃっていたと思うんですけど、『本当にこれだけはなんとかしなければいけないと思います』って大きく言う人はいませんよね」
「誰かがやらなければいけないことなので、国家のためにも本当にこの辺で前進していただけないかと感じています」

4日には横田めぐみさんの同級生が、新潟県民会館で『再会を願うコンサート』を開催する予定です。