大分県の最低賃金は来年1月から初めて1000円を超え、1035円となることが正式に決まりました。

大分労働局は来年1月1日から県内の1時間当たりの最低賃金を現行より81円引き上げ1035円とすることを正式に決定し、2日官報に公示しました。

9月行われた労使の代表らによる大分地方最低賃金審議会の答申を受けて決定したもので、81円の引き上げ額は過去最大となり、全国で2番目に大きい上乗せ額です。10年前に600円台だった県内の最低賃金は来年から初めて1000円を超えることになります。

大分労働局では最低賃金の周知を図るとともに、負担の増加が懸念される中小企業などには最低賃金引き上げに伴う助成金の活用を呼びかけています。