<LIVEしずおか 杉本真子キャスター>
「ソフトクリームなのに香ばしい香りがふわ~っとします。おいしい!(ソフトクリームに)これなにが使われているんですか?」
<K'LURA 店長 高田光弘さん>
「実はですね、このピーナッツバターを混ぜ込んであります」
今回のしずおか産は落花生農家がつくる、ピーナッツバターです!
浜松市中央区大久保町にある落花生専門店、『K'LURA(クルラ)』。子どもから大人まで気軽に入れるような店を目指し、店内には季節ごとの飾りつけをするなど趣向を凝らしています。さらに、来てくれたお客さんに楽しんで帰ってほしいとの思いから店の隣にはパターゴルフができるスペースもあります。
店がオープンしたのは2年半前。開いたのは、3人の落花生農家でした。
<高田さん>
「本当の素人3人組でこのお店をやっています。もともと浜松が落花生の産地だったということで復活をさせたいというイメージがあった。でも売るところがなかったのでそれならやってみようっていうふうになった」
3人で一から研究し、作り上げたのがK'LURAのピーナッツバターです。
<杉本キャスター>
「わ~すごい!ずらーっとピーナッツバターが並んでいるんですね、何種類くらい並んでるんですか?」
<高田さん>
「有糖・落花生のみ、渋皮があるものとないもの、粒があるものとないものっていう全部で3種類を組み合わせて8種類あります」
<杉本キャスター>
「同じピーナッツバターでもちょっとした違いがあるんですね」
中でも店長・高田さんのおすすめは落花生のみ(無糖)・渋皮なし・粒なしです。
<高田さん>
「ぜひ、食べてみてください」
<杉本キャスター>
「ねっとり!落花生の香りがふわーって広がってきますね。こんなに甘いんですね」
<高田さん>
「落花生本来の味なので甘さがすごく感じられると思います。担々麺、あとほうれん草の胡麻和えをピーナッツ和えにしていただけると、すごくピーナッツバターのいい風味が感じられると思います」
<杉本キャスター>
「パンとかヨーグルトに合わせるだけじゃないんですね」
<高田さん>
「味がしっかりしているのでレパートリーが増えると思います」
この味を生み出しているのは地元産の落花生「遠州落花」です。
<杉本キャスター>
「これ全部落花生ですか?」
<高田さん>
「奥までぜーんぶ落花生です」
甘さの秘密は、この土地ならではの土にありました。
<高田さん>
「三方原台地の赤土で栽培することによって、甘みがのってミネラルが豊富で味が濃い落花生が栽培できます」
収穫は9月下旬から10月上旬。その後、2か月ほど乾燥させてピーナッツバターづくりに入ります。
<杉本キャスター>
「収穫したてのこの状態では食べられないんですか?」
<高田さん>
「食べてみてください」
<杉本キャスター>
「え?食べていいんですか?お野菜みたいに水分がシャキシャキでてきておいしい!」
かつて栄えていた「遠州落花」を、再び、“遠州のソウルフード”に。ピーナッツバターから復活を目指します。
<高田さん>
「(ピーナッツバターを)多くの方に知っていただき、遠州落花生の味を多くの方に食べてもらいたいなと思っています」
落花生の花言葉は仲良し。これからも3人仲良くピーナッツバターを作り続けます。