新潟県見附市新町の『グランドール四季亭』が9月29日付で事業を停止し、自己破産の申請に向けた準備を進めていることが分かりました。民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、負債額は約1億2400万円と見込まれています。

1945年に創業した『グランドール四季亭』は、地元に根付いた料亭・結婚式場として地域行事や住民家族の祝い事などの折々で親しまれ、2008年4月期には約1億6500万円の年売上高を計上していました。

しかし特に新型コロナウイルス感染禍以降、近年は家族や職場の人同士で集まる機会が激減するなかで同業者との競合もあって業況も低迷。
2025年4月期の年売上高は約5800万円にまで落ち込み、収益状況も悪化したため、事業の継続を断念したとみられています。