使用済み核燃料の再処理工場についてです。
日本原燃の増田尚宏 社長は、現時点では来年度中としている完成時期を「見直す段階ではない」という考えを示しました。
日本原燃の増田社長は1日の定例会見で、現時点での六ヶ所再処理工場の完成に向けた見通しを示しました。
再処理工場は、原子力規制委員会による審査で当初は11月に説明を終える予定でしたが、まだ説明が必要な項目があり、終了時期は伸びる見込みです。
ただ、来年度中としている工場の完成時期は「まだ見直す段階ではない」としています。
日本原燃 増田尚宏 社長
「(説明終了が)多少伸びるのは間違いないが、それほどインパクトがあるものだと思っていない。まずはしっかり説明をして、理解いただけるのが重要。まだ完成時期を見直す段階ではない。十分、途中で吸収できると考えています」
再処理工場は2024年、審査の長期化などで27回目となる完成延期を発表しています。