3期12年にわたる田辺信宏市政、五大構想を掲げ、政令市の静岡市を引っ張ってきましたが、川勝平太静岡県知事との不仲が問題視され、静岡県と静岡市の関係は修復されないままでした。
「バンザーイ」
2011年、49歳で静岡市長選に出馬し、初当選した田辺信宏さん。3期12年にわたり、県都・静岡市のかじ取り役を担ってきました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「まさに清水にふさわしい施設だと思います」
静岡市清水区の海洋文化施設や駿府城公園近くの歴史博物館を含む「5大構想」を政策の中心に据えた市の総合計画を推進してきました。その一方で…。
<川勝平太知事>
「キミのためじゃない、私のためでもない」
<静岡市 田辺信宏市長>
「キミ、キミとおっしゃいますが、静岡市長ですから。私もそのところをずーっと気になっていた」
2015年に川勝知事が掲げた県都構想をきっかけに、知事との不仲が目立つようになりました。
<静岡市 田辺信宏市長>
Q.知事と市長の不仲はお認めになりますか?
「そうですね。こういう緊急時にお互いを気遣って話し合うという関係はできておりません」
今年の台風15号に関する連携不足をめぐっても…。
<静岡市 田辺信宏市長>
「首長間は携帯電話でやり取りするのは常識。しかし、知事とは携帯で電話できません。知りません、私、携帯番号を」
政敵ともいえる川勝知事は、田辺さんの不出馬をどう受け止めたのでしょうか。
<川勝平太知事>
「不出馬という本来胸の内にあるのとは、逆の発表をせざるを得なくなったことに対して、すっきりしないという思いがいまはあります。こういう形で退いていいのですか?というのは、率直な気持ちとしてあって、まだ告示までには十分な時間がありますから、本当の自分に戻っていただきたい」
川勝知事は、田辺さんの出馬断念は”本心ではない”と独自の分析。そのうえで、田辺市政の12年間を痛烈に酷評しました。
<川勝平太知事>
「残念ながら、政令市として、20の都市の中で最下位というか、そこまで落ちた12年間でしたからね。ご本人の自己評価とは違うと思いますね。(田辺市長は)ホップ・ステップ・ジャンプをしてきたと思われているのではないでしょうか」
一方、すでに出馬を表明している難波元副知事は、田辺市政をこう評価しました。
<難波喬司元副知事>
「桜ヶ丘病院の問題や清水庁舎の耐震の問題、海洋文化施設の問題は、ストンと腹落ちするような説明はなかったのでは」
同じく出馬を表明している山田誠県議は、「コロナ禍で思うように進まなかった5大構想の芽が少しずつ出てきている」と田辺市長を評価します。
<山田誠県議>
「圧倒的知名度がある田辺市長が不出馬ということで、私はこれからより知名度を上げていく。それによって、戦いの形は変わってくるんじゃないかと思う」
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