
将棋界最高峰のタイトル「竜王戦」七番勝負の第6局が、2日から指宿市で始まりました。鹿児島では初めての対局となる藤井聡太竜王がタイトル初防衛するのか、注目されます。

注目の「竜王戦」第六局。午前9時に先手の藤井竜王が初手「2六歩」を指して始まりました。

史上初めて10代で5冠を達成し、将棋界のスター的存在の藤井竜王ですが、去年の竜王戦は藤井竜王の4連勝で、指宿で予定されていた第6局は行われなかったため、今回が鹿児島で初の対局です。

会場の指宿白水館では砂像も登場するなど、対局ムードは高まっています。

対局開始から1時間後に訪れた注目のおやつタイム。広瀬八段が選んだのは、指宿産のソラマメを使った大福と緑茶。

そして、藤井竜王が選んだのは薩摩焼の皿に盛られたイチゴのケーキとアイスコーヒー。

指宿でとれたイチゴをふんだんに使い、カスタードと生クリームを合わせたケーキは、ホテルの敷地内にある薩摩伝承館のイタリアンレストランがこの日のために作ったもので、今後、販売なども考えています。

(リストランテフェニーチェパティシエ 高橋美帆さん)「県産の食材にこだわったケーキ。(選んでもらい)大変ありがたいし、ファンも多いので、そういう方たちにも広く知ってもらいたい」
(記者)「カスタードが口いっぱいに広がるのと、指宿産のイチゴの甘ずっぱさとてもおいしいです。普段はリキュールを入れるそうですが、対局があるので今回は入れていないといいます」

対局前などに提供されたお茶も「特別」でした。
