中国の海洋調査船が奄美大島沖の日本の排他的経済水域=EEZで無断での調査を繰り返しています。海上保安庁が監視を続けています。

第十管区海上保安本部によりますと、1日午前7時前、奄美大島の西およそ396キロの日本の排他的経済水域=EEZで、中国の海洋調査船「向陽紅22」が船体の側面からパイプのようなものを海中にのばしているのを、警戒中の巡視船が確認しました。

このため、巡視船が無線で「同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と中止を求めたということです。

「向陽紅22」は先月28日にEEZ内での活動が確認されました。その後、一度離れましたが、先月30日に再びEEZ内へ。

その後、現場を離れ、きょう10月1日午前、またEEZ内での活動が確認されました。午後2時半時点で、EEZ内を航行中でした。

外務省では、中国政府などに対して即時に中止するよう抗議しているということです。