2011年に福岡・北九州市で建設会社の会長が射殺された事件など、4つの事件で殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団「工藤会」幹部、瓜田太被告(62)について、最高裁は瓜田被告の上告を退ける決定をしました。

決定は9月29日付で、瓜田被告に無期懲役を命じた1、2審判決が確定することになります。

瓜田被告は、2011年11月に北九州市で建設会社の会長が射殺された事件で配下の組員への指示役として関与したほか、2010年から2013年には、暴力団追放運動に取り組んでいた自治総連合会長の自宅や大手ゼネコン「清水建設」社員への銃撃事件、それに看護師刺傷事件の3事件でも実行指揮役を担ったなどとして、1、2審で無期懲役を言い渡されていました。