10月1日の「日本酒の日」に合わせて1日、岩手県大船渡市に工場を構える酒蔵で今シーズンの新酒の出荷式が行われました。

出荷式を行ったのは東日本大震災の津波で陸前高田市の酒蔵が被災し、大船渡市に工場を再建して酒造りを続ける酔仙酒造です。
出荷されたのはとろりとした口当たりが特徴の活性原酒「雪っこ」です。

式では新酒がてきたことを知らせる「杉玉」を蔵の入り口につるして、2025年の初出荷を祝いました。

(酔仙酒造 金野連社長)
「コメの質がどんどん変わってきている熟成期間を長くしてまろやかさを追求した」
式の後、新酒は車に積まれ地域の酒販店に配送されました。
2025年の雪っこはおよそ10万リットルが生産され全国でも販売されます。