今年2月、福岡市博多区の飲食店で売春営業で得た犯罪収益を受け取ったとして31歳の自営業の男が逮捕されました。

男は全国の性風俗店に女性を斡旋し摘発を受けた大規模なスカウトグループ「アクセス」の構成員だということです。

組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは東京都立川市に住む自営業でスカウトグループ「アクセス」の構成員・森山一冴容疑者(31)です。

森山容疑者は今年2月、福岡市博多区中洲の飲食店で去年10月から11月の間に、店舗型風俗店で女性2人の売春営業で得た犯罪収益の一部およそ35万円を含む、現金およそ60万円を受け取った疑いが持たれています。

警察によりますと今年1月に第三者から女性を風俗店に斡旋した見返り=「スカウトバック」の受け渡しがあると情報提供があり、発覚しました。

警察の取り調べに対し森山容疑者は「福岡に行き、ソープランドの従業員からスカウトバックとして現金を受け取ったことがあるので間違いありません」と容疑を認めているということです。

警察は森山容疑者が風俗店に女性を斡旋し、見返り=「スカウトバック」を受け取っていたとみて、職業安定法違反の疑いも視野に捜査しています。