ドラマ「ばけばけ」で盛り上がる島根県松江市ですが、松江城周辺などをめぐる「堀川遊覧船」に、ドライブレコーダーが設置されることになりました。
その目的とは。
土江諒 記者
「小泉八雲とセツ夫妻が暮らした塩見縄手、こちらを優雅に眺めることができる堀川遊覧船に、ドライブレコーダーが設置されました」
屋根に設置された小さなカメラ。
10月から運用が始まるドライブレコーダーです。
普段運航している遊覧船30隻に運航中の船内外の映像を記録できるよう2台ずつ設置されました。
堀川遊覧船管理事務所 武田芳治 所長
「観光船での大きな事故が他の地域でもあったりしまして、いつそういうのが起こるかわからない。それに備えての準備。それと、お客様が安全対策を求めるニーズが高まっている」
3年前、北海道で起きた遊覧船の沈没事故を受け、国交省は船舶にドライブレコーダーの設置を義務化させる方針で、今年、再発防止に向けた訓練に関するガイドラインも策定されました。
運航開始からまもなく30年を迎える堀川遊覧船。
これまでに大きな事故はないということですが、「ばけばけ」も始まり、今後観光客の増加が見込まれるため、万が一の事故に備え設置に踏み切ったといいます。
堀川遊覧船管理事務所 武田芳治 所長
「お客様が多くなった時こそ安全にというのが1番だと思っていますので、職員の研修とかにも使えればと思います」