噴火警戒レベルが火口周辺への立ち入りを規制する「2」に引き上げられた北海道東部の雌阿寒岳のふもとで、噴火に備える防災訓練が行われました。

 釧路市阿寒町での訓練は、雌阿寒岳の噴火警戒レベルが入山規制の「3」に引き上げられた上、土砂災害の恐れから住民に避難指示が出たとの想定で行われました。

 地元の気象台や警察・消防など9つの機関が参加し、対策本部を立ち上げる手順を確認。

 住民らを公用車で輸送して、避難所を立ち上げる訓練も行いました。

 雌阿寒岳では「ごく小規模な噴火」が確認されていて、釧路市や足寄町が火口周辺への立ち入りを規制しています。