威圧的な言動で部下隊員に精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させたとして、陸上自衛隊旭川駐屯地の2等陸尉(50代)が停職2日の懲戒処分となりました。

30日付で停職2日の懲戒処分を受けたのは、旭川駐屯地の第2特科連隊に所属する50代の2等陸尉です。

旭川駐屯地によりますと、2等陸尉は2022年3月ごろから23年1月ごろまでの間、複数の部下隊員などに対して威圧的な言動で指導し、精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させたということです。

2023年1月24日に部隊に投書があり、今回の事案が明らかになりました。

旭川駐屯地は、威圧的な言動の具体的な内容を明らかにしていませんが、2等陸尉は調査に対し、「言動がハラスメントに該当するとは思っていなかった」と話していて、深く反省しているということです。

第2特科連隊長の井上靖也1等陸佐は「この度の事案を受け、今後は所属隊員に対する服務指導、及び教育を徹底し、再発防止に万全を期する所存です」とコメントしています。