長距離を移動する「渡り」の習性があるチョウ「アサギマダラ」が今年も上田市の里山に姿を見せています。
透き通るような浅葱色(あさぎいろ)の羽が目をひく大型のチョウ「アサギマダラ」。

餌や産卵場所を求めて移動する「渡り」の習性があり、春から夏にかけて日本列島を北上し、秋には南下するといいます。
「アサギマダラ」が飛来する上田市上塩尻の里山はおよそ20年前に地元の有志でつくる会が子どもたちの学習の場にしようと整備をはじめ、幼虫が食べる植物や成虫が蜜を吸う花などを植えてきました。

今年は9月19日に初めて確認されてから毎日、数匹から50匹余りが舞っているということです。

会によりますと、アサギマダラはこの里で体力を蓄え、10月上旬には四国や九州に向けて飛び立つということです。