種子島宇宙センターで今年7月に行われた低コスト型のH3ロケットの燃焼試験について、燃焼タンクの圧力に異常が見つかったため、試験をやり直すことになりました。
低コスト化を目指す新たなH3ロケットは、従来あった補助ロケットを使わない新しいタイプで、打ち上げ費用をH2Aロケットの半分のおよそ50億円に抑えることを目指しています。
文部科学省の宇宙開発利用部会によりますと、種子島宇宙センターで今年7月に低コスト型のH3ロケットの燃焼試験が行われ、トラブルなく終了しました。
しかし、試験データを分析した結果、燃料タンクの圧力が十分に上昇しなかったことが分かったため、今後、再試験を行うということです。詳しい時期などは決まっていません。