ノーベル平和賞受賞から約1年。「日本被団協」の代表理事が京都で核廃絶を訴えました。

 (日本被団協 金本弘代表理事)「今の被ばく者の願いは、私たちがせめて生きている間に、核兵器廃絶の道筋でいい、道筋でいいから知って死にたい」

 去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表理事・金本弘さん(80)。今後どう核廃絶を目指すのか考える、立命館大学のシンポジウムに登壇し、生後9か月に広島で被ばくした自身の経験や、被ばく者の実態について話しました。

 また、日本政府が核兵器禁止条約の締約国会議でオブザーバー参加を見送ったことを挙げ、「被爆体験の証言など普及活動を広げることで政府の姿勢を変えたい」と訴えました。