能登半島地震で地盤沈下など大きな被害を受けた氷見市の宮田小学校。その復旧工事が完了し、児童たちからは喜びの声が溢れました。

29日は復旧工事の完了を祝う式典がおこなわれ、児童130人と工事関係者らが出席。

金原礼子校長から、普段と違う環境で学び続けた児童たちへねぎらいの言葉が贈られ、地震当時小学4年生だった6年生の島由衣さんが「この経験と感謝の心を忘れずに勉強とスポーツに励んでいきたい」と感謝の気持ちを述べました。

このあと、児童の代表から工事関係者に花束が送られました。

宮田小学校は去年の能登半島地震で地面が大きく陥没し、校舎の基盤がむき出しになったほか、校庭にはいたるところにひび割れが生じました。

このため去年の12月まで別の棟にある家庭科室などを活用し、授業を実施。
その後、9月上旬に復旧工事が完了し地面はきれいにならされ、ベランダ部分には新しいコンクリートが敷かれました。

すっかり元通りになった校舎に児童たちは。
児童「坂とか割れたり壊れてて怖かった」

児童「家庭科室で勉強していて狭かったしちょっと大変でした。卒業前にきれいになってうれしかったです」