全国で「モバイルバッテリー」による火事が相次いでいます。

先週木曜日に発生した東京・杉並区の5階建てマンションの火事では、2階の1室約20平方メートルが焼けたことが分かりました。火は約2時間半後に消し止められましたが男女6人がケガ。火元に住む女性によりますと、就寝中にモバイルバッテリーでスマートフォンを充電していたところ音がし、目を覚ますとバッテリーから炎が上がっていたと言います。

モバイルバッテリーによる火災は、東海地方でも。ことし7月、名古屋の地下鉄鶴舞線・塩釜口駅のホームで、大学生のリュックに入っていたスマートフォン用のモバイルバッテリーから突然、煙が出ました。

(モバイルバッテリーの持ち主・大学生)
「ベンチに座っていて横にバッグを置いていたが、急に音と同時に爆発して、気付いたら火も上がっていた。(モバイルバッテリーは)リュックサックの外側に入れていた。まさか自分の持っているモバイルバッテリーが爆発するとは思っていなかったのでびっくり」

さらにことし8月には、走行中の東海道新幹線「のぞみ」の車内で、乗客が座席背面ポケットに入れていたモバイルバッテリーが発火。警備員が消火器で火を消し止め、ケガ人の報告はないということです。