高校入試を控えた中学3年生に受験を乗り切るポイントを伝えようと、鹿児島市の中学校で29日、卒業生と後輩の交流会がありました。
受験を乗り越える上で大切なこととは?

(体験談を話す高校2年生)「今まで積み上げてきたことは絶対にむだじゃない」

この交流会は、入試を控えた甲南中学校の3年生が、同じ校区の甲南高校の生徒に体験談を聞こうと、初めて開かれました。

甲南中学校からは毎年10人前後が甲南高校に進学していて、29日は卒業生を含む9人が後輩にアドバイスしました。

(甲南高校1年)「問題とかを先に始めると解けなくていいやと思い、やる気が出なくなる。絶対に解ける、前解いた問題から先に始めたらどんどん集中できる」

中には、成績が伸び悩んでいたころのつらさを振り返る先輩も。

(甲南高校2年)「これから先、不安や心配に心を揺さぶられることもある。けれども、それを一つ一つ乗り越えた先には、確かな成長と自信が待っている」

息抜きの大切さを解く先輩もいました。

(甲南高校2年)「その日は勉強しないでいいやと思えるぐらいしっかり遊び、次の日また一から勉強を頑張ろうと思えるぐらい遊び、息抜きすることも大事だと思う」

(中学3年)「不安や心配もばねにして合格したという言葉が一番心に残った」

(中学3年)「息抜きしすぎてしまっているので、これからは勉強にもちゃんと向き合っていきたい」

県内では私立高校の入試が来年1月、公立高校の入試が来年3月に行われる予定です。