新潟水俣病の認定申請を棄却された男女8人が県や新潟市に対して水俣病と認めるよう求める「第二次行政訴訟」が29日、結審しました。
訴えているのは60代から90代までの男女8人です。

原告の8人は県と新潟市に対して新潟水俣病患者として認めるよう申請しましたが、認定審査会でいずれも棄却。

処分を取り消し新潟水俣病と認めるよう求め、2019年に提訴していました。

提訴から6年以上が経過し29日、結審しました。

【原告の男性】「こっちは精一杯昔のことを思い出して説明するけど、認めてもらえないのが切ないです」

【原告の女性】「自分たちがそんな体験もしていない人たちが、どうしてそんなに簡単に切り捨てられるのかなっていう思いが一番強いですね。もうちょっとわかってほしいなと思います」

判決は来年3月12日に言い渡される予定です。