自動車メーカーのマツダが先月の国内生産実績を発表しました。アメリカ・トランプ政権の関税措置のなか、国内生産は去年の同じ月より増加しました。
マツダによりますと8月の国内生産は去年の同じ月に比べて4.3%多い4万8903台で、7か月ぶりの増加となりました。山口県の防府工場では北米向けのCXー70などの生産が減りましたが、広島工場ではアメリカ向けのCXー5の生産が大きく増えたためとしています。

アメリカへの輸出は去年の同じ月に比べ32%少ない1万1397台となっています。要因についてマツダは「トランプ政権の関税措置など不透明な経済状況の中で、アメリカ国内に在庫が十分あるため」としています。
一方、世界販売台数は去年の同じ月より8.3%減り、9万8863台となりました。中でもアメリカでの販売台数は7.6%減り、3万8140台で2か月ぶりの減少となっています。アメリカ国内でのCXー50などSUVの販売が好調ではあるものの、CXー30などの販売が減ったためとしています。