宮城県名取市にある県警察学校で29日、卒業式が行われました。半年間の教育訓練を終えた新人警察官たちが地域の安全安心に向けて決意を新たにしていました。

式には、今年4月に採用された22歳から35歳までの新人警察官53人が出席し、一人ひとりの名前が読み上げられました。

岩元正一警務部長が「県民のため創意工夫を凝らし、前例を打ち破る姿勢を持って仕事に取り組んでほしい」と訓示した後、卒業生代表が誓いを述べました。

伊丹昇平巡査:
「宮城県警察の組織の一員として、安心・安全な地域社会の実現のため、全力で職務にあたることを固く誓います」

菅原羽奈巡査:
「犯人や悪に対してはひるまず、困っている人に対しては寄り沿うなど、強さと優しさを兼ね備えた警察官になりたいと思っています」

新人警察官たちは半年間、捜査の進め方や法律などを学び、警察官としての基礎を身につけてきました。

29日付けで県内14か所の警察署に配属され、まずは交番での勤務にあたります。