猛暑や水不足を乗り越え、品質の良いコメに仕上がったということです。コメどころ宮城県大崎市で29日、地元で収穫された新米の試食会が開かれ、参加者が出来栄えを確認しました。

新米の試食会に用意されたのは、大崎市のブランド米「ささ結(むすび)」です。

会場では、市の関係者や生産者らおよそ30人に炊き立てや寿司などが振る舞われました。

ささ結は、ササニシキ系の品種「東北194号」の中から食味など市の独自基準を満たしたものをブランド化したコメで、粘りを控えめにしたあっさりとした甘味が特徴です。

生産者によりますと、今年は、夏の猛暑に加え水不足による影響が心配されたものの、品質の良いコメに仕上がったということです。

試食した人:
「かみしめればかみしめるほどうま味があってすごく甘く感じ、すごくおいしく食べた。おかずがいらないと思うくらいのおいしいコメだった」

試食した人:
「この猛暑と水不足で大変心配したが、甘味があって香りも良くて大変おいしい。100点満点」

ブランド米として今年で11年目を迎えたささ結は、去年より20トンほど多い1000トンあまりの収穫が見込まれていて、来月12日に道の駅おおさきで開かれる新米まつりで販売が開始されます。