日本画家・東山魁夷が手がけた皇居宮殿にある壁画の原寸大「下図」を展示するための作業が長野市の県立美術館で行われました。

入口ギリギリの大きさで運ばれてきたのは、日本画家・東山魁夷の作品「朝明けの潮(あさあけのうしお)色分け大下図(おおしたず)」です。


高さ4メートル、幅2.5メートルの絵を6枚つなげることで完成し、最終的には幅15メートルの大きな作品となります。


東山魁夷が手がけた中では最大級で、皇居宮殿に展示されている作品のもとになりました。

長年、東山魁夷館に保管されていた原寸大の下図は、その大きさから展示場所がありませんでしたが、美術館の改装を機に2年かけて額装整備が進められてきました。


一般公開はおよそ60年ぶりで10月4日から県立美術館で見ることが出来ます。