発達する低気圧や前線の影響により、東北太平洋側の海上では、29日昼前から夕方にかけて、西のち北よりの非常に強い風に警戒してください。東北地方では、29日夕方にかけて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、29日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

[気象概況]
 低気圧が発達しながら日本海を東北東へ進んでいます。29日朝には、この低気圧は三陸沖へ進み、前線が東北地方を通過する見込みです。また、低気圧や前線が通過後、東北地方の上空約5500メートルには、氷点下12度以下の寒気が流れ込むでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
 このため、東北太平洋側の海上では、西のち北よりの非常に強い風が吹き、大荒れとなる見込みです。また、東北地方では、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合には、警報級の大雨となる可能性があります。