各地でクマによる被害が相次ぐなか、栃木県矢板市は市内の児童全員にクマよけの鈴を配ることになり、「ツキノワグマの勉強会」を開きました。

栃木県矢板市ではきょう、クマに出会わないための注意点や出会った時の対処法などを学ぶ勉強会が開かれました。

参加した親子は、会場に並べられたツキノワグマの骨や毛皮を触りながらクマの生態についても学びました。

「(Q.クマに出会ったときどんなことをしたらいい)落ち着いて静かに逃げる。(Q.実際にクマに会ったらできそうかな)うん」

環境省によりますと、今年4月から先月末までにクマの被害に遭った人の数は全国で69人に上っていて、最も被害者数の多かった2023年度と同じペースだということです。

冬眠に備えてエサを探すクマが増える秋を前に、矢板市では市内にある6つの小学校の児童1207人にクマよけの鈴を配布すると発表しました。

10月上旬から配布予定です。