東京都は、新型コロナワクチンの接種後の抗体価について、4回目や5回目の接種後まで追った国内で初めてとなる継続的な調査結果を公表しました。

東京都医学総合研究所は、新型コロナワクチンを接種した医療従事者310人の血液を検査し、4回目と5回目の接種後の中和抗体価を測定しました。

調査の結果、4回目接種から3、4か月後の中和抗体価が3回目接種から4か月後と比べ、2倍以上増加することが分かりました。4回目の接種から3か月経つと、中和抗体価は徐々に減るものの5回目の接種により、再び増加したということです。

専門家は、中和抗体価が4回目の接種により大きく増え、半年ほど高い値が続くことから、追加接種をすることが重要だと強調しました。

東京都は、高齢者など重症化リスクの高い人に5回目の接種をするよう呼びかけています。