長野県千曲市の「姨捨の棚田」で稲刈りが行われ、多くの棚田オーナーたちでにぎわいました。

75ヘクタールにおよそ2000枚の田んぼが広がる姨捨の棚田。

27日は棚田を借りて米作りをする「オーナー制度」を利用している県内外の460人余りが訪れ、それぞれの田んぼで鎌をふるいました。

(棚田オーナーの男性)「よく育ったコメを見て、やってよかったと思います 貴重な体験をさせてもらっていると感じています」

棚田の価値を広く知ってもらい、次の世代につないでいこうと始まったオーナー制度は今年が30年目。

日ごろの水の管理などは地元の農家や住民団体が担っています。

(棚田の保全に取り組む団体の代表)「風景を守ることと、オーナーさんに来ていただけるありがたさを感じながら毎日やっています」

棚田では主にコシヒカリが栽培されていますが、暑さに対応するため別の品種の導入も検討しているということです。