8月の大雨による石川県内での農林水産関係の被害額が42億円に上ることが県のまとめで分かりました。土木関係の被害と合わせると116億円となります。


9月25日時点の石川県のまとめによりますと、農業関連では農地や農道でのり面崩壊や土砂流入が相次いだほかため池の決壊などが発生し被害額はおよそ30億円に上りました。森林関係でも林道で路肩の決壊が相次ぎおよそ7億円。
また、畜産関係では道路崩落による生乳の廃棄や馬事公苑の浸水被害などがおよそ4億円に上り、農林水産関係の被害は14の市と町であわせて1236か所、およそ42億円となりました。

公共土木施設の被害ではがけ崩れや道路の崩落、河川の氾濫が発生し県と市が管理するものを合わせて124か所で74億円に上っています。


県は10月にも土木施設や農業施設の災害査定を始め、早期の本復旧を目指す方針です。