災害時に陸路が寸断されたことを想定し、函館港から青森港へ海上輸送で支援物資を届ける訓練が青森市で行われました。

この訓練は、青函連携の強化を目的に北海道開発局、東北整備局、それに青森河川国道事務所が3者協働で初めて行いました。

東北北部で洪水・土砂災害などが発生し、陸路が寸断された想定で函館港から青森港へ支援物資を海上輸送します。

当初は北海道開発局の監督測量船で物資を輸送する予定でしたが、波の状況から26日は青函フェリーで輸送しました。

青森河川国道事務所の職員は、青森港に物資が届けられると次々と車に移しかえていました。

青森河川国道事務所 大石珠希 所長
「行ける所から支援に入るというのが重要なことだと思いますので、陸路だけで行けない所を海から来れる可能性を広げられるのは非常に重要なことだと思っています」

北海道開発局 三岡照之 函館港湾事務所長
「海峡を挟んで近くの事務所同士、引き続き協力してやっていきたい」

今回訓練を実施した3者は、今後も訓練を継続し、青函連携の強化に努めたいとしています。