鹿屋市出身の落語家・桂竹丸さんが、太平洋戦争で特攻作戦に異議を唱えた部隊をテーマにした創作落語を高校生に披露しました。

(落語家 桂竹丸さん)「そんなばかな話があるか」

落語家の桂竹丸さんは戦後80年の今年、出身地の鹿屋市や曽於市の岩川に拠点があった「芙蓉部隊」をテーマに県内外で創作落語を披露しています。

26日は鹿児島南高校のおよそ900人の生徒を前に、芙蓉部隊の指揮官で、死を前提とした「特攻作戦」に異議を唱えたとされる美濃部正少佐をとおして、戦争の悲惨さや平和の大切さを訴えました。

(高校3年生)
「戦争とかは実感がなかったが、特攻を身近なものに感じた」

「落語を通して戦争について学べてよかった」

(落語家 桂竹丸さん)「同じような年の人たちが死んでいったことが、頭の片隅に残ってくれたならはなし家冥利に尽きる。やっていくことが大事」

竹丸さんは今後も創作落語を披露する活動を続けたいとしています。