鳥取県大山町の大神山神社奥宮に隣接する下山神社で屋根の修繕が終わり、26日、葺き替えられた屋根を間近で見ることのできる特別拝観が行われました。
中国地方最高峰・大山の中腹にある国の重要文化財"大神山神社奥宮"。
建物の老朽化などのため2021年度から総工費9億円をかけて、境内にある建物の修繕作業を行っていて、今回、そのうち末社である下山神社の屋根の葺替えが終わり、特別拝観が行われました。
下山神社の屋根には、修繕作業で7万5000枚のこけら板が使われていて、板を重ね、約3センチずつずらしながら丁寧に葺きあげられました。
訪れた人は、神社の特別拝観に加えて伝統のこけら葺きも体験し、その特徴的なつくりと高い技術に驚いていました。
訪れた人は
「板を丁寧にして曲線が良いですね。これは近くじゃないとなかなか見られないと思う。いろいろな角度の曲線が見られる。本当素晴らしいと思う」
大神山神社 相見和紀宮司
「非常にきれいな屋根がご覧いただけると思う。奥宮の時もそうだったけど、屋根が極端に言うと金色に輝いているというような感じですので、ぜひおいでいただき、きれいな屋根をご覧いただければと思う」
特別拝観は27日までで、境内全体の修繕が終了するのは来年の秋ごろの予定ということです。