長野県信濃町のみやげ用加工食品卸会社「牧野物産」が自己破産申請の準備に入りました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、牧野物産は1965年に設立されたみやげ品の卸会社で、観光地みやげ用の加工食品の卸売りを手がけ、2004年2月期には年間の売上高はおよそ4億9100万円を計上していました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による観光需要の低迷などから受注が落ち込み、収益が悪化していました。
さらに今年7月14日以降、前代表の行方が分からなくなったことから、先行きの見通しが立たず、事業の継続を断念しました。
負債は調査中ですが、1億6000万円と推定されています。