自民党総裁選の序盤の情勢をめぐり、JNNが議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱を固め、リードしていることが分かりました。
林芳正 官房長官(64)
「おー!すみません、お仕事中に」
自民党 鈴木宗男 参院議員
「いやいやいやいや、頑張ってください。えらい今、上り調子。今週いっぱいが勝負ですから」
きょうも精力的にあいさつ回りや地方視察などをこなす候補者たち。夕方には名古屋市で演説会も開催されます。
来週の土曜日に迫る投開票、国会議員票と党員票295票ずつあわせて590票で争われ、1回目の投票で過半数を得る候補者がいなかった場合には上位2人による決選投票がおこなわれます。
JNNがきょうまでに国会議員の動向について独自に調査したところ、全体の3割弱にあたるおよそ80人が小泉氏を支持していることが分かりました。麻生派や解散した旧派閥に加えて、無派閥だった議員など幅広い支持を得ていることが分かります。
小泉氏を追うのが林氏と高市氏です。両氏ともおよそ50人の支持を獲得し、林氏は所属していた旧岸田派を中心に、高市氏は旧安倍派や保守系議員らを軸に支持の拡大を図っています。
上位3人にやや、水をあけられているのが小林氏と茂木氏です。小林氏は中堅・若手を、茂木氏は自らが率いた旧茂木派を基盤にぞれぞれ30人前後の支持を固めています。
優位な展開となっている小泉氏ですが、きょう総裁選での広報をめぐり謝罪に追い込まれました。
小泉進次郎 農水大臣(44)
「私自身も知らなかったこととはいえ、申し訳なく思います」
小泉陣営で広報担当の牧島元デジタル大臣の事務所が動画配信サイトに小泉氏に好意的なものや、ほかの候補者への批判とも受け取られかねない例文を示し、書き込みを要請していたのです。
どんな例文かというと…
小泉陣営の書き込み要請の“例文”
「これは本命候補でしょ」
「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」
「ビジネスエセ保守に負けるな」
小泉進次郎 農水大臣(44)
「参考例の中に一部行き過ぎた表現があったことについては適当ではなく、再発防止を徹底をして、引き続き緊張感を持って総裁選に臨みたい」
まだ、およそ2割の国会議員が態度をあきらかにしておらず、情勢は流動的で候補者たちは今後、党員票の獲得に本腰を入れる見通しです。
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