長崎の陸の玄関口、長崎駅が、国際的に権威のある鉄道デザイン賞「ブルネル賞」の駅舎部門で「優秀賞」に輝きました。

「ブルネル賞」は、鉄道の魅力向上などにつながる優れたデザインを表彰するもので世界120点以上の応募の中から駅舎部門で長崎駅が優秀賞に選ばれました。

長崎駅は、プラットホームの先が海側に開けた行き止まりの構造です。

今回、評価されたのは、「海」や「帆」を連想させる美しい流線形の屋根などのユニークなデザインです。

膜構造の屋根が昼は明るく開放的な空間を生み出し、夜は「世界新三大夜景」の一翼を担う景観を創り出す点も、乗客の体験価値を高めていると評価されました。

さらに、波佐見焼の陶板やハルデスレンガをイメージしたタイルをデザインに取り入れるなど、「長崎らしさ」を表現した点も受賞につながりました。

今回の受賞にJR九州では「長崎駅をご利用されるすべてのお客さまに親しみを持っていただけるよう引き続き努力していきます」とコメントしています。