岡山県玉野市が市民1人に対し、本来1,980円の水道料金等を徴収すべきところ、誤って438万5,436円を口座振替していたことがわかりました。

玉野市によりますと今月22日、玉野市内のアパートに住む市民から「400万円を超える金額で口座振替されている」と問い合わせがあり、誤った事務処理による徴収ミスが発覚しました。

この市民は玉野市内のアパートで今年6月12日から水道等の使用を開始し、その際水道メーターの交換が行われました。この事務処理にあたり、本来は開栓時は、システムに入力する値を「1」とすべきでしたが、担当者が誤って旧メーター取り外し時の「245」と入力したため異常な算出になり、検針時にもチェックを漏れたということです。

玉野市役所

このミスにより、この市民については水道料金の基本料金とメーター使用料は減免対象となるため、本来は下水道基本使用料の1,980円のみ徴収すべきでしたが、誤って水道料金128万5,812円+下水道使用料309万9,624円のあわせて438万5,436円を口座振替で徴収したということです。

玉野市では、すでにこの市民に直接説明し謝罪するとともに、誤って徴収した額を還付していて、利息相当分にあたる遅延損害金を月末に支払うということです。また、ほかに誤徴収がないか調べるとともに、チェック体制を強化し事務の流れを見直すなどして再発防止に努めるとしています。