「P型アニサキス」と「S型アニサキス」

実はアニサキスには型があります。
元々日本海には「P型アニサキス」が多くいました。このP型は魚の内臓にとどまるタイプなので、福岡などでは刺身で食べることが多くなりました。
一方、太平洋には「S型アニサキス」が多くいます。S型は魚の内臓だけでなく身にも入り込みます。
東京海洋大学の嶋倉准教授は、最近の海水温の上昇や海流の変化により「S型アニサキス」が日本海に広がりつつあるといいます。
恵俊彰:
魚が移動しているんですか?
東京海洋大学 嶋倉邦嘉准教授:
魚も移動しているかもしれませんが、S型アニサキスを宿しているオキアミ類が日本海側に行ってしまうと、日本海に生息している魚もそれを食べて寄生してしまうことになります。














