「アイスピックで刺されるような激痛」アニサキス食中毒になった人はー
CASE1)ひるおび元スタッフ 40代男性
・2015年の正月に親族の集まりで『手作りのシメサバ』を食べる
・翌日の夜から次第に腹痛を感じる
・2日後、仕事中に断続的に激しい腹痛を感じ、病院へ
・胃カメラで検査したところ、胃に食い込んでいるアニサキスを発見
・内視鏡で除去したところすぐ痛みが引き帰宅

この時の痛みについて「これまでに経験したことのないような痛み。胃の中から、アイスピックで突き上げられるような、胃を刃物で刺されるような、そんな痛み」と振り返っています。
CASE2)50代男性
・2025年7月末、出張先で『パック寿司』を食べる
・3日後の夕方、自宅で仕事をしていると突然 腹痛・火照り・嘔吐が起きる
・病院で受診したところ、アニサキスが胃を抜けて小腸に侵入していることが判明
・内視鏡で取ることができず治療法がないので自然に排出されるまで鎮痛剤で対処療法
50代男性
「いい歳してベッドで『痛い痛い!』って初めて言いました。
とにかく痛くてのたうち回って、夜中の3時ぐらいに我慢できなくて点滴で痛み止めを打ってもらいました。実際には5分、10分なんでしょうけど、1、2時間ぐらいには感じましたね。」
アニサキスが腸の壁を破ると腹膜炎になって手術の可能性があるということで、自然に排出されるまで5日間の入院となったそうです。
アニサキス食中毒を防ぐには

◆鮮度を徹底
アニサキスは内臓に最も多くいます。鮮度が落ちると内臓から筋肉に移動するので、鮮度を見るのが大事です。新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除きます。
◆目視で確認
幼虫は2、3cmあるので目で確認し、アニサキスの幼虫がいた場合は除去してください。
◆冷凍が有効
マイナス20℃で24時間以上
家庭用冷凍庫の場合は48時間以上冷凍すると死滅します。
◆加熱が有効
70℃以上で加熱 または60℃なら1分加熱します。