今年、東京で開催されたメジャーリーグの観戦チケットを高額で転売したとして、会社社長の男が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、名古屋市のオフィス用品販売会社社長・篠田潤容疑者(42)です。

篠田容疑者は、今年2月、大谷翔平選手らが出場するMLB東京シリーズの「シカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャース」などのチケット6枚を神奈川県の女性ら3人に、あわせて356万円で不正に転売した疑いがもたれています。

警視庁によりますと、篠田容疑者は自身が経営する会社の名義でチケットを購入し、最大で定価の42倍の価格で転売していたということです。

また、購入者が球場に入る際、転売されたチケットだと疑われないため、篠田容疑者は会社の名前が入った「招待状」を自作し、同封していたということです。

取り調べに対し、「会社は赤字続きで多額の借金をしており、転売の利益は返済にあてた」と容疑を認めているということです。