鹿児島県内では、きのう24日夕方から大隅地方を中心に大雨となり、肝付町では、1時間に103ミリの猛烈な雨が降りました。土砂災害に注意が必要です。
気象台によりますと、県本土と種子島・屋久島地方では、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。
24日夕方から大隅半島を中心に大雨となり、国や県の雨量計によりますと、肝付町大浦で1時間に103ミリ、鹿屋市串良町で87ミリ、錦江町田代で83ミリの猛烈な雨が降ったほか、南さつま市でも52ミリの非常に激しい雨を観測しました。

(記者)「午前1時半ごろの南さつま市です。雨が強くなってきました」
また、24日からの降り始めからの総雨量は肝付町前田で325.5ミリと平年9月1か月分の9割に達しているほか、錦江町田代で229.5ミリ、肝付町内之浦で172ミリとなっています。
県や自治体などによりますと、これまでのところ、被害の報告は入っていないということです。
大隅、種子島・屋久島地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害の発生するおそれがあり、注意が必要です。