宮崎市の宮崎県消防学校では初任科生が、25日、卒業式を迎え、卒業生が訓練の成果を披露しました。

卒業を迎えたのは、今年4月に県内各地の消防本部に採用された初任科生32人です。

初任科生たちは県消防学校で半年間、専門的な知識や技術を学んでいて、25日は家族らが見守るなか、訓練の成果を披露しました。

(卒業生 黒田涼太さん)
「私達が目指している消防士は地域の方々に信頼される消防士です。そのためには、まず目の前のことを一つ一つ全力で取り組んで、地域の皆さんからの信頼を勝ち取っていきたいと考えております」
(卒業生 中武和叶さん)
「私は救急救命士になりたいと思ってるので、まずは救命士になれるための経験をすることです。(そのほかにも)女性職員が入りたいと思う職場環境を作れるように頑張っていきたいです」

卒業生たちはこれから県内11か所の消防本部に配属され、第一線の消防士として活動することになっています。

【参考】
宮崎県内では、女性消防士の採用に積極的に取り組んでいて、この3年間で14人の女性消防士が採用されています。

宮崎市消防局では「女性のための消防のお仕事見学会」を開催するなど、県内の消防では、女性が消防の仕事に興味を持ち、働きやすい環境を整えるための様々な取り組みを行っているということです。