熊本県の阿蘇広域消防本部は、部下にパワハラをしたとして、トップである消防長を停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

9月24日付で停職3か月の懲戒処分を受けたのは、阿蘇広域消防本部のトップである54歳の男性消防長です。

阿蘇広域消防本部によりますと、男性消防長は会議などで他の管理職の意見を聞かず高圧的な言動を重ねたことから、管理職の1人が精神疾患を発症し、2か月の病気療養となりました。

このほか複数の職員に人事権を振りかざし、恐怖を感じさせたということです。

去年7月に全職員を対象としたハラスメントに関するアンケートで事案が発覚しました。

第三者委員会の聞き取りに、男性消防長は「パワハラの認識はなかった。ハラスメントと認められるなら、今後、悔い改めます」と話したということです。