10月11日に福島県川内村で開かれる「ふたばワールド2025インかわうち」
呼び物の一つオリジナルの鍋づくりに、福島・双葉の味を知る2人が24日取り組みました。鍋の名前は「西鏡鍋(さいきょうなべ)」一体どんな鍋なんでしょうか。

【西シェフ】
「みんなの力を結集して川内の美味しい鍋をつくっていきたいのでよろしくお願いします。」

「ふたばワールド」の呼び物の一つ、オリジナル鍋をプロデュースするのは、サッカー日本代表などの帯同シェフとして多くの選手を「食」で支えてきた南相馬市出身の西芳照さん、そして「ふくしまSHOW」でおなじみの鏡田辰也アナウンサーです。

【鏡田アナ】
「当日は皆さんに喜んでいただけるようにアナウンスをして、きょうは見守るということで(笑)」

西シェフが最初に調理を始めたのは川内村の特産の魚、イワナ!。

【西シェフ】
「川内村って言ったらもうイワナでしょうからイワナ、ドカンと上に乗せてみんながびっくりするような鍋にしたい」

川内村の清流で育てられたイワナ、その味は折り紙付きです!

【いわなの郷・渡邉秀朗さん】
「きれいな水がここの養魚施設に流れてきて、そこで育てているイワナなものだから臭みも無くて、常に美味し魚を提供できる特徴になってます」

西さん、そのイワナのわたも使って…、なんと「わた焼き」に!。
さらに頭や骨で出汁を取ってイワナを余すところなく使います。

そしてもうひとつの鍋の材料が山の幸「キノコ」。今回はシイタケとキクラゲを使います。川内村のキノコは品質が高く首都圏からも引っ張りだこ。大鍋には欠かせません。

【遠藤きのこ園遠藤さん】
「できるだけ肉厚で軸の太いキノコを作るように頑張ってやっております。川内の特産品の入った大鍋を食べてもらえば本当に川内の良さが伝わるのかなと思いますので是非味わって欲しいと思います」

さらに西さんが調理しているのは、茹でたそば粉を丸め、そのなかにさらにキノコやソバの実、銀杏も。これを人数分作るとあって、鏡田さんもいつの間に・・・。

【鏡田アナ】
「(当日は)千個つくる訳です、えーすごいですよ、でも共同作業でこれだけ具材が入るとすごく美味しそうじゃないですか」

川内村の米でつくった風味豊かな味噌で味を整えると。

【西シェフ】
「できました!」

西さんと鏡田さんの名前からとったその名も「西鏡鍋」の完成です。川内村の遠藤雄幸村長も交え早速、試食に。そのお味は・・・。

【遠藤雄幸村長】
「想像以上に濃厚で、かと言ってしょっぱいわけではなくて非常にそれぞれの素材が生かされてますよね」

【西シェフ】
「皆さんの意見を聞くとほぼほぼOKなのかなと。もうちょっとブラッシュアップして当日はもっと完成されたものを出したいと思います。お楽しみに!」

また、ふたばワールドでは、大鍋のほかに川内村特産のワインなどの試飲や販売を行うふたば酒マルシェも開かれます。

【かわうちワイナリー山本マネージャー】
「標高750メートルの非常に高い標高で作っておりまして、はつらつとした酸味が特徴と言われております。ぜひ皆さんにもその味わいを味わっていただきたいなと思っております。」

イベント盛りだくさんの「ふたばワールドインかわうち」は10月11日、福島県川内村で開かれます。