「高病原性鳥インフルエンザ」が確認された福島県伊達市の養鶏場で、県は防疫措置が完了したと発表しました。

県は11月30日夜、高病原性鳥インフルエンザが発生した伊達市の養鶏場で、飼育されていた1万4474羽すべての殺処分と埋める作業、そして、鶏舎の消毒が終わり、防疫措置が完了したと発表しました。

これまでに、他の養鶏場では新たな感染は確認されていません。

半径3キロから10キロ以内の「搬出制限区域」の解除に向けて、区域内にある養鶏場22か所のうち3か所では、運搬車両の消毒が十分であることなどを県が確認したうえで国と協議し、出荷ができるようになりました。

県は、感染が発生した養鶏場や搬出などが制限された養鶏場に対し、売り上げが減った分を国と県で全額助成することにしています。