本格的なきのこ採りのシーズンを迎え、長野県は、「きのこ中毒予防月間」を設定して、わからないきのこは食べないよう訴えるとともに、「ナスと一緒に煮ると毒消しになる」といった誤った迷信を信じないよう注意を呼びかけています。

県内では、2024年7月に、上田市で道路脇に生えていたドクツルタケとコテングタケモドキと見られるきのこを食べた20代の男性が死亡したほか、10月には、テングタケと見られるきのこを食べた上伊那郡内に住む80代の男性が手足のしびれや麻痺などを訴えて入院しました。

県は、本格的なきのこ狩りのシーズンを迎えたことから、9月20日から10月19日までを「きのこ中毒予防月間」に定め、
■わからないきのこは「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」ことや、
■食べられるきのこの特徴を完全に覚えること、
■毎年採って食べているきのこでも、同じ時期や場所に、よく似た毒きのこが生えている場合があることから、わかっていても、もう一度よく確認するよう訴えています。

毒きのこのクサウラベニタケ 出典:厚労省ホームページ


また県では、こうした注意点に加え、誤った言い伝えや、迷信を信じないよう呼びかけています。