2025年の二子さといもの生産は水不足との戦いの連続でした。

(鈴木賢二部長)
「田んぼに作付してても水が全然来ないというところもありましたし、畑に関してはもうてき面で、中には50万円出して井戸を掘った人もいますね」
それでも9月中旬から朝晩の低温と適度な雨に恵まれ、チャキチャキと表現される水晶芋は徐々に解消されつつあります。

微妙な食感の違いへのこだわりは芋の子汁の作り方にも表れていました。
二子地域の芋の子汁はとり肉を使ったしょう油仕立て。

具材も二子さといも以外は豆腐、シメジ、つきこんにゃくであくの出るゴボウやニンジンは入れません。

正にイモの食感と食味を味わい尽くすための芋の子汁です。
サトイモを大なべに入れてからおよそ30分。イモが1つ2つと浮いてきたら煮えてきた目安です。